こんにちは、りすこです。
今日は40代からの転職活動、派遣会社の求人に応募してみた経緯と結果についてお話しします。
結論は、顔合わせ、職場見学に進めば、その会社で働けるのかと思っていたら、
お断りされることはあります。
お断りされるというか、色々説明されて「それなら辞退します」とこちらが言うように仕向けられた印象です。
もちろん、顔合わせまで進めば採用というケースの方が多いですので、あくまでも一例としてお読みください。
なぜ派遣会社の求人に応募したのか
勤務地と業務内容がぴったり合った求人がたまたま派遣だった
私は働ける時間に制限があり、正社員ではなくパートタイムで仕事を探していました。
以前も記事にしました「しゅふJOB」さんとは相性がよく、仕事を探す際は利用してします。
40代以降からは求人に10社応募すると3社くらいは面接に進み、そのうちの1〜2社から内定をもらい入社するというパターンが多かったです。
いつもはなかなか書類が通過しない「派遣社員」は選択しないのですが、希望の勤務地と業務内容がぴったり合っていた求人を見つけ、それがたまたま派遣社員だったことがありました。
派遣社員は一般的に時給が高い
雇う企業側は派遣社員について、即戦力、教育の必要がなくすぐに業務に取り組める人という認識をもっています。
求人にも「この業務を問題なくできる人」のように記載されています。
アルバイトの募集だと「未経験可」「ブランク可」などの文字がありますが、派遣にはそれはないことが多いです。
したがって、時給もパート、アルバイトと比較して高めに設定されています。
東京都の事務職(オフィスワーク)の場合、パート・アルバイトが1,050円〜1,500円程度なのに対して、派遣社員は1,500円〜2,500円ほどです。
時給2,000円以上になると、経理、労務、情報システム、採用の経験者の募集が多くなります。
年金も気になる年齢なので、少しでも多い方がうれしいと思ってしまいます。
派遣社員の求人に応募したあとの流れ
すぐに派遣会社の連絡担当者から連絡がある、または数日後にお断りメール
求人サイトからエントリーして条件にマッチすると、連絡担当者からすぐに電話がきます。
例えば、朝イチでエントリーすると、昼頃までに携帯に電話がかかってきます。
この連絡担当者は派遣会社の営業担当(以下営業)とは別の人です。
現在は法律で例外を除き年齢で差別してはいけないことになっているので、表向きは年齢制限はありません。
でも企業ごとに営業あてにこっそり告げられている?年齢制限にひっかかると、この時点でお断りメールのリスト行きになり、2〜3日後に「ご応募いただいたお仕事について」などのタイトルでお断りメールがきて、終了です。
派遣会社の連絡担当者に電話で聞かれること
この派遣会社連絡担当者は営業ではなく、声や話し方から、入社したばかりの若手社員と想像します。
現職のことや、経験した業務内容、勤務できる曜日と時間、通勤経路など、かなり細かく聞かれるので、20〜30分ほどかかります。
昼前に着信があって、勤務中で出れないとメールがあり、この時間なら加納と連絡、大抵昼休みに電話、つまり、昼休みの半分を派遣会社との会話に使いました。
すでに履歴書と職務経歴書を添付しているので、その内容に肉付けしていく感じです。
派遣会社の書類選考
電話で詳細を話したあとで、派遣会社内で書類選考があります。
なので、電話がかかってきた=書類通過ではありません。
何人かの候補が残り、書類選考が通過すると、晴れて顔合わせ&職場見学になります。
連絡担当と日程を決めます。訪問の日の前営業日に営業から電話がかかってきて、変更がないかを確認されます。
派遣社員の顔合わせ・職場見学とは
派遣社員は「労働派遣法」の対象になります。
労働者派遣法は労働者派遣事業の適切な運営、労働者保護のために1986年に制定されました。
「労働派遣法」では派遣労働候補者の中から特定の人を派遣労働者として派遣先が選ぶ=面接選考を禁止しています。
派遣制度は派遣会社は雇用主としての責任を負い、派遣先(企業)は業務の指揮命令のみを行うと区別されています。
ですが・・企業と派遣社員間に認識のミスマッチがあるとお互いによくないため、顔合わせと職場見学はできることになっています。
面接とは違う、顔合わせの条件
1. 派遣社員が仕事を受けるかの判断をするための機会であること
2. 派遣社員が派遣先企業で行う業務内容や条件の疑問を解消する場であること
3. 派遣先の企業が候補者を評価をするための場ではないこと
つまり、企業側にとって派遣会社が連れてきた人に対する面接ではないということです。
派遣社員の顔合わせ・職場見学の実際
- 派遣先企業のあるビルの前やロビーで派遣会社の営業担当(以下営業)と15分前に待ち合わせ
- 派遣会社が作成したスキルシート(事前の電話の内容が反映されているはず)を確認
- 人事担当者に会う
- スキルシートの内容を具体的に説明
- 実際に働く場所(オフィス内)を案内してもらう
- 候補者と営業が待ち合わせ場所に先に降りる
- 候補者の意向を聞く
- 営業が人事担当者の元に戻り、人事担当者の意向を聞く、候補者は帰宅
- 営業から候補者に電話で連絡(決定ならすぐに来る。保留の場合は数時間後)
実例・顔合わせ・職場見学で不採用にできるのか?
はい、できます。
でも不採用とは言わずに「縁がなかった」と言われます。
言い方違うだけで、実際不採用でしょ!とつっこみを入れたくなりますね。
スキルシートの内容と本人の話がマッチしない場合は、双方にメリットがないと考えられます。
企業側が候補者を気に入らない時は「他の派遣会社にも依頼していて、その人と比較したい」という回答になります。
候補者側が気に入ったのに、企業側が乗り気でない場合は残念な結果になります。
私の場合も、話は和やかに進み、具体的な業務の内容も聞き、オフィス内をどこに何があるかまで聞きながら見学したので、
「これは内定だな」
と安心して家に帰って電話を待つ・・
営業からの電話が1時間後、2時間後、来ない・・
ようやく午後8時頃かかってきた内容は
「他の派遣会社の紹介する人にも会ってみるそうです。2〜3日お待ちいただけますか?」
つまり、決めてに欠けて、ピンとこなかったということですね。さらに
「もっと〇〇をがっつりできる人がよかった、と仰っていました」
私は派遣会社にできることとできないことを正直に伝えていたので、顔合わせの前に察知できたはずです。
この場合は縁がないと思った方が無難です。
営業は「他にもエントリーしてはいかがでしょうか?」と言ってきます。
顔合わせと職場見学までしたけれど縁がなかったことは過去に2回ありました。
40代、50代以降の転職に派遣社員はどうなのか?
できることと企業のニーズが合えば良い選択になる可能性もあります。
なにより、給与が高めに設定されているので、その部分の満足度は高いと思います。
40代前半までは採用の可能性は高いです。
40代後半〜50代になると書類選考で通過しないことが増えますが、1つの業務に精通したプロフェッショナルなら、ニーズが合えば即戦力として採用される可能性が高いと思います。
プロフェショナルで求められる職能の例です。
- 経理
- 法務
- 総務(大手企業の総務課長のイメージ)
- 社内ヘルプデスク(ITリテラシーがある)
- 労務(給与計算、年末調整が1人で回せる)
- 採用(エンジニア採用ができる人)
- 秘書(ビジネス英語が可能)
40代、50代にとって派遣社員のデメリット
なにより、40代、50代にとっては、いつ契約終了を言い渡されるかわからない状況は不安です。
その点、直接雇用のパートタイマー場合は社員の人とコミュニケーションを取れて、仕事を任されるようになると、急に辞めさせられることは、普通はないです。(就業規則違反があれば別です)
広く浅く勉強しながらスキルを上げていく私のような人は派遣社員向きではないと感じました。
いきなりの高時給は難しいですが、徐々に時給を上げていく作戦で長く働ける環境を探していきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
このブログでは「ゆとり、たのしみ、すっきり」をテーマに、様々な情報を発信をしています。
また見に来てくださるとうれしいです!
Instagram risuno531
食べログ risunokomichi
画像素材 【写真AC】