【ゆとり】親を送る日、別れるまでのこと -1

こんにちは、りすです。

「ゆとり・楽しみ・すっきり」テーマにブログを書いています。

今日から数回にわたり「親を送る」をテーマにお話しします。

これは重く悲しい話ではなく、いつもどおり好奇心旺盛な私が、母と私に日々起こったことを体験談として綴るものです。

目次

母はガンと診断されたことを前向きに考えた

元々健康には自信があり、活発な性格の母でした。
7年ほど前に大腸にポリープがあり、ちょっと難しい手術を大学病院で受けました。

その後は定期的に検査に通っていましたが、予後は良かったようです。

2023年6月に検査の結果について家族に話したいと病院から呼び出しがあり、大腸ガンと肺ガンに罹患していることがわかりました。
大腸、肺共に転移性はなくステージ2Aとのことでした。

ステージ2Aは5年生存率の高いガンと言われていますが、医者の言葉は遠回しに、心の準備をするように、半年~2年の余命を告げているようにも感じました。

母は「なんで私が・・」と言っていたものの、それほど悲観するわけではなく、むしろ、先がわかったから準備できていい、と前向きに捉えていたようです。

その日から私は、どうしたら母が満足いく人生と感じて最期を迎えられるか、という想いを心に持ちながら生活することになりました。

最初にやったこと、どう過ごしたいかを話し合う

まず、私が不安で押しつぶされそうだったので、本音で話すことにしました。

母は自分の家ではなく、夫と私の所有する家に居候していた形でした。

なので、どうしても家で最期をということはありませんでした。

「最期は病院で迎えるのがいいと思う」と言ってくれた時は正直、ホッとしました。

家で過ごしたい=誰かが介護ということになります。

介護保険で訪問介護を受けるにしても、夜間とか、一番不安なのはトイレのことです。
自分で行けなくなったら、誰かが世話をすることになります。

きっと冷たいと言われると思いますが、私に母の介護はできそうもないと思いました。

母との話し合いで、トイレに行けなくなった時=施設にお世話になる時という認識を一致させました。

家で介護をしない決断をする

50代後半にフルタイムで働いているので、休職や退職したら、同じ条件で復活することはできないと思います。

この状況を手放したくなかったです。

同じように迷っている方がいましたら、自分の心の声に正直に向き合うことをおすすめします。

親と仲が良い、姉妹のような親子関係、大好き!な人はきっと母親の在宅介護を選択すると思います。

私は母に甘えることのできない、というか、母は私には厳しい人で、辛いことがあっても我慢する、自分で考えて解決するように育てられました。

病院や知り合いからは、当たり前のように「いずれは娘さんが介護することになりますね」と言われました。

そんな時、私は

「いいえ、私は仕事を続けるので、母の治療に協力しますが、在宅での介護はしない予定です」

と誤解のないように意思を伝えていました。

結果的にそれが私の心を落ち着かせることになり、最後は良い状況で母を送ることができたのです。

つづく

最後まで読んでくださりありがとうございました。

このブログでは「ゆとり、たのしみ、すっきり」をテーマに、様々な情報を発信をしていきます。

画像素材:【写真AC】

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