【ゆとり】親を送る日、シンプルな葬儀(家族葬・1日葬)の実際

こんにちは、りすこです。今週は「親を送る」をテーマにお話ししたいと思います。

前回は緩和ケア病棟を検討していた時のお話でした。

今回はシンプルな葬儀を希望して実際どうだったのかをお話しします。

目次

亡くなった直後から葬儀のことに追われる

母は夜間に容態が急変し、明け方に病院から亡くなったことが電話で告げられました。

これまでの様子で覚悟はできていたものの、実際に亡くなったと聞いた時は現実か夢なのかわからない感じでした。

すぐに病院へ行きました。

眠るような様子で、もしかしたら眠っているだけで、私の聞き間違いかと錯覚するほどでした。

2人でいる時間をもらった後でエンゼルケア、書類や荷物の受け渡しがあり、病院の安置室へ移動しました。

生前に母が予約していた「くらしの友」に連絡

私は2人姉妹で妹ですが、姉は遠方に住んでいたこと、私が母と同居していたことから自然と喪主になりました。

安置室では病院に出入りの葬儀会社が安置室の担当になっていて、

「この先の安置先は決まっていますか?」と声をかけてきます。

私は母が予約している葬儀社がある旨を伝えました。

母は15年前に亡くなった父の葬儀の際「くらしの友」を利用しました。

その後、自分用に互助会制度を利用して積み立てをしていました。

プランとしては一番下の15万円でしたが、便利な場所に葬儀場があることを知っていたので、利用することにしました。

電話でくらしの友に連絡すると病院に車を手配してくださり、葬儀場に安置されました。

親族のみ参列の1日葬にする

母は生前、葬儀はできるだけシンプルに、自分の預金の範囲内でと私に伝えていました。

15万円の払込みに35万円足して合計50万円くらいで、シンプルだけど寂しい印象にならない式ができたらいいなと思っていました。

通夜は行わず葬儀のみ1日葬にしました。

なぜ1日葬にしたかというと、母の希望だったことと、親戚は高齢者も多いからです。

最近は1日葬を選ぶ人が増えていて、簡単に済ませるようなイメージから罪悪感を持つ必要は全くないとのことでした。

まずは日取りを決める

東京都は一部の自治体を除き民間の火葬場を使います。

最近は高齢化が進んだことと、冬は亡くなる人が増えるため、希望どおりに予約を取ることは難しいようです。

家族の予定を参照して、亡くなった3日後の水曜日に空きがあったため、その日に決めました。

次に葬儀の内容を打ち合わせします。

くらしの友の家族葬、トータルは?

母が積み立てていた15万円でできることはベーシックなことだけでした。

「まごころ15」というコースです。(現在コース名は変わっています)

15万円コース・プランの内容

・病院迎えの車(10kmまで)
・遺体安置(枕飾り、ドライアイス1日分)
・諸官庁手続き
・納棺(棺、供養品、布団)
・葬儀(写真花、白木位牌、司会者)
・遺品整理箱

加算された見積もり金額

・式場使用料 165,000円
・湯灌(古式)99,000円
・遺影額 11,000円
・骨壷 12,700円
・ドライアイス(1日)11,000円
・迎えの車(距離加算)7,920円
・霊柩車 31,900円
・葬儀消耗品 33,000円
・火葬料 75,000円
・火葬運営費 29,700円

当日の追加費用

・僧侶と戒名 200,000円
・車代 10,000円
・マイクロバス 50,000円
・火葬休憩室使用料 19,800円
・遺体保安料 39,600円
・式場運営費 33,000円
・出棺花 5,000円
・故人お供え 9,900円
・参列者料理 52,030円
・参列者飲み物 4,785円
・清め塩とタオル 4,620円
など

葬儀の合計金額は974,825円でした。

このうち15万円は支払い済みだったので、824,825円を支払いました。

母の預金の範囲内で収まったので、姉妹に現金はほとんど残りませんでしたが、満足できる葬儀ができたのでよかったと思うことにしました。

湯灌の儀は必要だったか?

湯灌(古式)について触れておきます。

湯灌は葬儀の前に遺体を清め身支度を整える儀式です。

打ち合わせの際にはよくわからず「基本的なものをやります」と含めましたが、後で結構な金額であることに気がつきました。

病院のエンゼルケアできれいになっているので、落ち着いて考えると不要だったかもしれないです。

くらしの友では専属の湯灌師、納棺師がいて、心のこもった儀式を行なってくださいます。

悲しいだけの時間ではなく、「これまでおつかれさまでした。ありがとう」という気持ちを伝えられた和やかな時間でやってよかったと思います。

棺に納める際に母の好きだった小説やお菓子、折り紙をたくさん入れました。

「くらしの友」の葬儀でよかったこと

まずはスタッフの方の対応が素晴らしかったことです。

葬儀の内容を決める時は心が沈みがちな場面ですが、抑えめの口調でゆっくりと進めてくださったこと、当日も一流ホテルのような対応でした。

そして、とても素敵な式場だったことです。

会場は24名までの家族葬に対応しています。

左右に置かれる供花は親戚・知人から寄贈されるもので、葬儀費用とは別になります。

式場に電話すると喪主の指定の花が選択されるようにしておきます。

私は白を基調にした花(雅ホワイト)をお願いしておきました。

札に名前が揚がるのは抵抗があったので、寄贈者名は入口に一覧にすることでなしにしました。

実際の会場はこちらです。

葬儀場というとダーク系の部屋を想像しますが、明るい空間で、母の写真が喜んでいるように見えました。

式の後の食事会場はこちらです。

正面に思い出のコーナーを作ったことで、親戚たちの会話がはずみ、和やかな会になりました。

お香典と香典返しの実際

当日参列した人、書留で送ってくれた人、合わせて30万円ほどの香典を頂きました。

香典返しは半額程度を返すとのことで、四十九日法要を済ませたあとに、カタログギフトを送りました。

カタログギフトの専門店「おこころざし.com」で、香典の金額に合わせて送りました。

香典返しは「おこころざし.com」

自分のことを考えるきっかけになった

遺言で本人が葬儀はやらなくてもいいと言っても、親戚が望んでいたり色々な関係もあり、遺族は何らかの葬儀をやると思います。

今回、母の入院から喪主までを務めたことで、健康に対する感謝と子どもが後始末で大変にならないように考えておくことが大切だと思いました。

これから情報収集から始めていきたいと思います!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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りすこ(ワイン好きダイエット&ゆとりライフ発信中) 

画像素材:©️りすこ&【写真AC】

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